11月 23日 2025年問題
今日はみどりネット信州の11月政策研究会。
今回は「新しい公共、指定管理者制度の今日を問う」と題して
東京自治研究センターの伊藤久雄さんをお招きし公開講座としました。
指定管理者制度について、これまででもっとも理解が深まる話が聴けました。
わかっているつもりが実は誤解だったと気付かされたり、
そうだったのかと目からウロコだったり、
指定管理者制度の問題点だけでなく、
「活用の仕方」にも目を向けることができ、とても勉強になりました。
で、次の1月研究会のテーマは何にしようかということになり、
出てきたのが「2025年問題」。
これは、当然ながら安曇野市においても深刻な問題になると思います。
財務省データギャラリーにはこんな説明もちゃんとあります。
人口構造の変化
http://www.mof.go.jp/gallery/20110301.htm
ついでに「公債残高の推移」とか、見ておくことをおススメします。
とはいえ、
どの解説も「ひとごと」「どこ吹く風」といった感じで、なんともはや・・・
今日はみどりネット信州の11月政策研究会。
今回は「新しい公共、指定管理者制度の今日を問う」と題して
東京自治研究センターの伊藤久雄さんをお招きし公開講座としました。
指定管理者制度について、これまででもっとも理解が深まる話が聴けました。
わかっているつもりが実は誤解だったと気付かされたり、
そうだったのかと目からウロコだったり、
指定管理者制度の問題点だけでなく、
「活用の仕方」にも目を向けることができ、とても勉強になりました。
で、次の1月研究会のテーマは何にしようかということになり、
出てきたのが「2025年問題」。
これは、当然ながら安曇野市においても深刻な問題になると思います。
終戦直後のベビーブーム期(1947~49年)に生まれた団塊の世代が2025年には75歳以上となり、社会保障費が急増すると心配される問題。厚生労働省の06年の推計によれば、25年度の医療費は52兆円で、06年度の約2倍、社会保障費も全体で約1・8倍の162兆円に達するとみられる。
(毎日新聞 2011年1月14日 東京朝刊より)
財務省データギャラリーにはこんな説明もちゃんとあります。
人口構造の変化
http://www.mof.go.jp/gallery/20110301.htm
ついでに「公債残高の推移」とか、見ておくことをおススメします。
とはいえ、
どの解説も「ひとごと」「どこ吹く風」といった感じで、なんともはや・・・

▲
by tanemaki_azumino
| 2011-11-23 23:25
| 今日の一言
11月 3日 今日の一言は広報あづみの132号から
広報あづみの132号(10月26日発行)18,19ページ
(市政トピックス:本庁舎建設に向けて、建設の財源 合併特例債Q&A)
Q 普通交付税が減額されれば、合併特例債が返せなくなるのでないですか?
A 「合併特例債が返せなくなる」事態とならないように、予算や決算状況を毎年議会および監査委員へ提出し、審議していただいています。
また、今後10 年間の財政計画を作成し、財政状況の変遷を視野に入れ財政運営を行っています。財政状況(決算状況や財政計画等)は市のホームページへ掲載しています。
市の回答は、ほとんど「答え」になっていないと思います。
議会や監査委員が財政破綻を食い止めた事例をわたしは知りません。
今後10年間の財政計画も、その根拠となる基礎データは不明です。
広報あづみの132号(10月26日発行)18,19ページ
(市政トピックス:本庁舎建設に向けて、建設の財源 合併特例債Q&A)
Q 普通交付税が減額されれば、合併特例債が返せなくなるのでないですか?
A 「合併特例債が返せなくなる」事態とならないように、予算や決算状況を毎年議会および監査委員へ提出し、審議していただいています。
また、今後10 年間の財政計画を作成し、財政状況の変遷を視野に入れ財政運営を行っています。財政状況(決算状況や財政計画等)は市のホームページへ掲載しています。
市の回答は、ほとんど「答え」になっていないと思います。
議会や監査委員が財政破綻を食い止めた事例をわたしは知りません。
今後10年間の財政計画も、その根拠となる基礎データは不明です。
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-11-04 00:18
| 今日の一言
10月 16日 今日の一言~永平寺の懺悔
福井県の永平寺は来月2日に反原発シンポジウムを開くという。
毎日新聞 2011年10月14日 大阪朝刊より
▼ブロック塀の赤い蔦の葉(小さな吸盤のようなもので張り付いているみたいです)

福井県の永平寺は来月2日に反原発シンポジウムを開くという。
毎日新聞 2011年10月14日 大阪朝刊より
西田布教部長によると、
いずれも菩薩(ぼさつ)の名前に由来する新型転換炉「ふげん」、
高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)の命名に、寺が関わったという。
「原発に対する認識が足りなかった私たちの責任は重く、間違いだった。
懺悔(さんげ)することから始めたい」と戒めている。
▼ブロック塀の赤い蔦の葉(小さな吸盤のようなもので張り付いているみたいです)

▲
by tanemaki_azumino
| 2011-10-16 23:56
| 今日の一言
10月 12日 今日の一言~本当にふざけた国だ
環境省は、年間20ミリシーベルト未満の被ばく線量の地域については、
2年後の2013年8月の末までに、この被ばく線量を半減させる方針を出した。
これに対して京都大学原子炉実験所の小出裕章さんは、
セシウム134の半減期は2年。
セシウム137(半減期約30年)のほうは減らないけれども、
その分を何とか頑張って全体として半分にしようと言ってるだけのこと。
もう、ほんとうにふざけた国だと私は思います。
環境省は、年間20ミリシーベルト未満の被ばく線量の地域については、
2年後の2013年8月の末までに、この被ばく線量を半減させる方針を出した。
これに対して京都大学原子炉実験所の小出裕章さんは、
セシウム134の半減期は2年。
セシウム137(半減期約30年)のほうは減らないけれども、
その分を何とか頑張って全体として半分にしようと言ってるだけのこと。
もう、ほんとうにふざけた国だと私は思います。
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-10-13 01:24
| 今日の一言
10月 9日 今日の一言
まず、信毎の記事を読んでください。(記事をクリックすると拡大表示)
(※信濃毎日新聞からの警告により関連記事を削除しました。)
東京電力の担当者は「パワーポイント」を使って
ダムの構造や耐久性、安全性について説明。
こういう場合、聴衆側にはパワーポイントの画面と同じものが
印刷して配布されているものなのですが・・・
東京電力さんは出してこなかったんですよ。
見せてもらった資料をいただけませんかとお願いしたところ、
こんな一言が返ってきました。
まあ、これは予想していたことですが
予想外だったのは、
そのあとわたし以外の誰一人として
「説明資料を出さないなんておかしい」と抗議する議員がなかったこと。
東京電力さんには「議会軽視」とは言わないんですね。
まず、信毎の記事を読んでください。(記事をクリックすると拡大表示)
(※信濃毎日新聞からの警告により関連記事を削除しました。)
東京電力の担当者は「パワーポイント」を使って
ダムの構造や耐久性、安全性について説明。
こういう場合、聴衆側にはパワーポイントの画面と同じものが
印刷して配布されているものなのですが・・・
東京電力さんは出してこなかったんですよ。
見せてもらった資料をいただけませんかとお願いしたところ、
こんな一言が返ってきました。
「それはちょっと・・・
説明しながら見ていただくものなので、
資料だけを差し上げるわけにいきません。
情報が一人歩きしてしまうおそれがありますから・・・」
まあ、これは予想していたことですが
予想外だったのは、
そのあとわたし以外の誰一人として
「説明資料を出さないなんておかしい」と抗議する議員がなかったこと。
東京電力さんには「議会軽視」とは言わないんですね。
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-10-10 00:41
| 今日の一言
10月 2日 今日の一言
(※信濃毎日新聞からの警告により関連記事を削除しました。)
アントニオ・ネグリの言葉
(信濃毎日新聞2011年10月2日朝刊「3.11文明を問う」より)
(※信濃毎日新聞からの警告により関連記事を削除しました。)
アントニオ・ネグリの言葉
(信濃毎日新聞2011年10月2日朝刊「3.11文明を問う」より)
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-10-03 00:49
| 今日の一言
9月 5日 今日の一言
第18回全国市民オンブズマン松本大会
大会テーマ 「震災・復興と、市民オンブズマン」
千葉恒久弁護士の記念講演を聴いた。
「ドイツにおけるエネルギー転換と自治体の役割」
心に残った一言は
第18回全国市民オンブズマン松本大会
大会テーマ 「震災・復興と、市民オンブズマン」
千葉恒久弁護士の記念講演を聴いた。
「ドイツにおけるエネルギー転換と自治体の役割」
心に残った一言は
ドイツが脱原発に政策転換したのは
安全性の問題からではなく倫理の問題として考えたからだ。
メルケル首相は「安全委員会」に脱原発を諮問したのではなく
「倫理委員会」に諮問したのだ。
原子力は人類が受け入れることのできるエネルギーか?
答申は否であった。
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-09-05 01:18
| 今日の一言
8月 31日 今日の一言
なにが本当なのか分からなくなってしまったとき、
判断材料になるものがひとつだけある。
「東電と政府が云ってることの反対のことが本当のことだ」というのがそれである。
イルコモンズ
[イルコモンズ追記]
ところで、いつからこの国では、白血病の因果関係が断定できるようになったのだろうか?
突然、医学が進んだのか?
「他のがんと同様に、白血病の原因と発生機序はハッキリ判っている訳ではありません」
(「わかりやすい白血病の話 2 白血病の原因」より)
「抗がん薬や放射線などの治療のあとで起こる「二次性白血病」もありますが、
大部分の白血病の原因は不明です。」
(「Gooヘルスケア 急性白血病 原因は何か」より)
なにが本当なのか分からなくなってしまったとき、
判断材料になるものがひとつだけある。
「東電と政府が云ってることの反対のことが本当のことだ」というのがそれである。
イルコモンズ
▼「急性白血病:福島第1原発作業員が死亡 東電が発表」http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110830k0000e040075000c.html
「東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0.5ミリシーベルト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松本純一原子力・立地本部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。」(毎日新聞 2011年8月29日)
[イルコモンズ追記]
ところで、いつからこの国では、白血病の因果関係が断定できるようになったのだろうか?
突然、医学が進んだのか?
「他のがんと同様に、白血病の原因と発生機序はハッキリ判っている訳ではありません」
(「わかりやすい白血病の話 2 白血病の原因」より)
「抗がん薬や放射線などの治療のあとで起こる「二次性白血病」もありますが、
大部分の白血病の原因は不明です。」
(「Gooヘルスケア 急性白血病 原因は何か」より)
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-08-31 22:18
| 今日の一言
7月 18日 今日の一言「救急箱は買ったんで・・・」
その後、ストレステストの話が出てきて、古川知事も地元町長も不満顔。
「不満顔」のホンネとタテマエ
うまく使い分けているつもりでも顔に出ていますよね。
▼これはDAYS JAPAN の先月号表紙
「安全性はクリアできた」と古川(佐賀県)知事は発言したが、
彼が言う「安全性」とは
「4つある原子炉に1台づつ電源車を配備した」
「原子炉に水を入れる仮設ポンプ準備した」といったことで、
事故が起きた際の最低限の応急対策に過ぎない。
「おたくの家屋は地震や津波に耐えられるんですか?」という質問に
「いや、救急箱は買ったんで大丈夫」と答えているようなものである。
斎藤美奈子(DAYS JAPAN 8月号 コラム「OUTLOOK」より)
その後、ストレステストの話が出てきて、古川知事も地元町長も不満顔。
「不満顔」のホンネとタテマエ
うまく使い分けているつもりでも顔に出ていますよね。
▼これはDAYS JAPAN の先月号表紙

▲
by tanemaki_azumino
| 2011-07-18 21:42
| 今日の一言
7月 12日 今日の一言
この講演を聴いたある人は、
「原子力発電というのは、物理学的な技術を究めて生まれたもので、
その破綻を認めざるを得なくなった」と言い、
それを聴いたわたしは直感しました。
「原子力利用の物理学的な技術を究めていくうちに、
原子・分子・細胞をつかさどる生命の原理を忘れ破綻させてしまった」
『ゾウの時間 ネズミの時間』の本川達雄先生の近著「生物学的文明論」は
大震災以前に構想されたものだそうですが、
核や原子力利用、原子力発電の危うさを予言しているように思えます。
物理学的な時間の他に生物学的な時間というものがあるのだ。
物理学的な時間は一直線だが、生物学的な時間は円である。
物理学的な「わたし」は自分一人だが、
生物学的な「わたし」は自分の子孫も「わたし」、
血縁者も「わたし」、
自分が属する社会も「わたし」である。
「歌う生物学者」本川達雄氏の講演から
この講演を聴いたある人は、
「原子力発電というのは、物理学的な技術を究めて生まれたもので、
その破綻を認めざるを得なくなった」と言い、
それを聴いたわたしは直感しました。
「原子力利用の物理学的な技術を究めていくうちに、
原子・分子・細胞をつかさどる生命の原理を忘れ破綻させてしまった」
『ゾウの時間 ネズミの時間』の本川達雄先生の近著「生物学的文明論」は
大震災以前に構想されたものだそうですが、
核や原子力利用、原子力発電の危うさを予言しているように思えます。
▲
by tanemaki_azumino
| 2011-07-13 01:43
| 今日の一言