いつも市民派ずっと無党派


by tanemaki_azumino

7月 13日 だれのための議会か

7月 13日 だれのための議会か

「小林さん、あんた、おつきあいというものを知らんのか」
「そんなことだから、なにを反対したって一人っきりで誰もついてこないんだ」


ある議員が、議員会派室のある2階に喫煙室を設置してほしいという要望書を市長に提出するため、議員の賛同署名を集めていました。

わたしにも署名してくれないかと話があったので、
「喫煙室は3階にある。それで不都合があるなら、外で吸えばいい。2階に喫煙室はいらないと思うから、署名はしない」と断りました。
そしたら、このステゼリフです。


今日になって、議員23名の署名を添えて喫煙室設置の要望書が市長に提出されたと聞きました。堀金総合支所長にも要望が伝えられたそうで、支所長は「どのような形で整備するのがよいか検討する」とのこと。


喫煙室はタダではできません。
予算措置が必要です。
予算は言うまでもなく市民の税金です。

「会派室のある2階に喫煙室を設置してほしい」がために、
議員23人もの署名を集めて市長に要望書を出す。
要望された市長や職員は「議員さんの願いとあっては、配慮しないわけにはいかない」
ということになるとすれば・・・

これって、おかしくありませんか?

6月議会では、「子宮頚がん予防ワクチンの公費負担を」という市民からの請願について、紹介議員14名の署名は多すぎると問題にしたのに、自分たちのこととなるとさっさと同僚議員23名もの署名を集めて、正統な手順をふまずに予算を付けさせるようなことをする。

紹介議員が多すぎる=過半数の議員が賛同していることになるので、請願書を受け付けて審議するまでもない。仮に受け付けたとすれば、自治法に禁止されている「事前審議」をしたことになるからダメだ。そう言っておきながら、議員自ら過半数の賛同署名を集めて市長に直接要望するなど、私には考えられません。

こんなことがまかり通るなら、
「何のための議会か」「誰のための議会か」ということになってしまいます。
by tanemaki_azumino | 2010-07-14 01:28 | 議会と地方自治