いつも市民派ずっと無党派


by tanemaki_azumino

カテゴリ:議会と地方自治( 90 )

11月 5日 市議会だよりと表現の自由

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一昨日の文化の日
「広報あづみの・お知らせ版」と「安曇野市議会だより第20号」が届いたはずです。
ご覧になりましたか?
今回は写真のように市の広報の中に議会だよりが折り込まれて一冊になっています。
こうすることで製本と配布のコストが60万円ほど節約になりました。

この経費節減は、目からウロコでほんとによかったのですが、
困ったこともありました。

あろうことか、宮澤市長から検閲まがいの言葉が投げかけられたのです。
最終校正をしている最中のことでした。
「安曇野市の借金は933億円ですとあるが、こういう書き方はやめてくれ」
「一般会計の借金と特別会計の借金を一緒にするのは、それは違うんだから」

最後のページの「市民の声」欄の記事がお気に召さなかったようです。

実は議員のなかにも検閲的な発言がありました。
「本庁舎建設に反対しているように読める」
「議会では建設促進の決議をあげているのに、それに反する内容だ」
「一方の考えに偏っている、書き直してもらえないか」
「議会というより市政に関する意見だから議会だよりには相応しくない」


市民のみなさんはどう思われるでしょうか、読んでみてください。
【安曇野市議会だより】 第20号

これは「市民の声」とあるように、市民に執筆をお願いした原稿です。
一般会計の借金と特別会計の借金を、一緒にして考えるのは当たり前の市民感覚。
安曇野市の借金が全部で933億円あるのは間違いないこと。
事実に反することを書いてあるわけでもなく、
誹謗中傷などの悪意をもって書かれたものでもない。
表現の自由は守られなければなりません。

ボツにはできませんし、しませんでした。
だから「安曇野市の借金は933億円です」もそのままです。
by tanemaki_azumino | 2010-11-06 00:24 | 議会と地方自治
10月 29日 交付税特別会計の埋蔵借金

政府の事業仕分け第3弾が行われています。
本日29日は、いよいよ地方交付税特別会計が俎上にのりました。
「埋蔵金」ならぬ「埋蔵借金」が問題となっていましたが、
わたしとしては、あらためて驚くほどのことではありません。
3月11日のブログ「特例債と交付税措置」で書きましたが、
こうなっても、まだ「100%国が面倒みてくれる」と思っている議員がいることの方がオドロキです。

わたしが説明しても聞く耳を持たない人のために、NHKニュースを引用しておきます。
特別会計に33兆円超の借金

 国の特別会計の事業仕分けで29日対象となる地方自治体へ交付金を配布する特別会計に、国が借り入れた33兆円を超える借金があり、元本の返済が行われないために利子の支払いだけが続いていることがわかりました。利子は、去年までの3年間におよそ7000億円に上り、このまま返済が進まなければ、さらに多額の税金が投入される見通しです。

 「交付税及び譲与税配布金特別会計」は、地方自治体に国税の一部を交付金として渡す目的で昭和29年に作られ、昨年度はおよそ16兆円がこの特別会計を通じて全国の自治体に配布されました。国税の収入がバブル経済の崩壊などで落ち込んだあとも交付金の総額は増え続けたことから、この特別会計には、差額を補うために国が金融機関から借り入れた33兆6000億円余りの借金が残っています。

 借金の返済方法は、平成19年に「交付金の一部を充てる」と法律で決められましたが、元本の返済は一切行われず、この特別会計を所管する総務省は「財政難に悩む地方自治体に交付金を配ることを優先しているため、返済を先延ばししている」と話しています。

 このため、利子の支払いだけが続き、去年までの3年間だけでも7000億円余りが金融機関に支払われ、このまま元本の返済が始まらなければ、さらに多額の税金が投入される見通しです。29日の事業仕分けでは、この特別会計の借金返済を今後どのように進めるのかについても議論される見通しです。(NHKニュース 10月29日 6時8分)


▼うっかり見逃すところでした、柊(ヒイラギ)の花
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by tanemaki_azumino | 2010-10-29 23:57 | 議会と地方自治
10月 28日 有効活用か目的外使用か

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今朝の市民タイムスを見ておどろきました。

穂高クリーンセンターでは、
施設の老朽化に伴い、新しいゴミ焼却施設を数年以内に建設予定ですが、その建設用地に495万円をかけてグランドを整備するというのです。






この土地は、
穂高クリーンセンターを管理運営している穂高広域施設組合(安曇野市・池田町・松川村・生坂村・筑北村・麻績村の6自治体で構成)の所有で、数年後に焼却施設を建て替える時のために先行取得した土地です。

整備費の495万円は、この組合の予算から支出することになりますが、
組合の予算は6自治体からの負担金によって賄われています。
グランドを作るとなれば予算の目的外使用ということになりますから、
「なぜグランドを作るのか。そんなことのためにカネを出しているのではない」と問題になりそうなものなのに・・・

グランド整備については、穂高クリーンセンターの地元=狐島区の環境対策委員会委員長名で要望書が出されていますが、この人は狐島地区選出の議員で施設組合議会の議員でもあります。こういう役職を兼務しているというのもオカシナことだと思うのですが・・・

メイワク施設を受け入れてくれた地元への配慮か、疑問を投げかけることもない。

ちなみに、穂高クリーンセンターの管理者は安曇野市長であり、
施設組合議会の議長は安曇野市議会の議長。


昨日の施設組合議会の様子を関係議員から聞きましたが、
突然に提案された補正予算案でよくわからなかったためか、
「495万円の予算でグランドができるのか」という質問があった程度で、
これといって問題にならなかったそうです。

  ゴミ焼却施設を建てるまでの数年しか使えないのにグランドを作るのか。
  なぜここに作るのか、誰がほしがっているのか。
  わざわざ生坂村や筑北村、麻績村から来て使う人はいないのでは。
  地域外からの利用もOKなのか、使用料は取るのか。
  地元関係者はタダで使えるのか。

使い方も明確になっていないし、
そもそも目的外使用のために495万円かけるのか。
何の議論もなく異論も無く予算が通る不思議。


そういえば、
松本の市議会議員からこんなことを聞きました。

松本広域でゴミ処理しているが、
そこに塩尻市のゴミを入れる話が持ち上がっている。
ゆくゆくは穂高クリーセンターも一緒にして、
さらに広域のゴミ処理施設を作る計画があるが、知っているかというのです。
それもなんと500億円もかかるという途方もないもの。

この計画が本当なら、
穂高クリーセンターを建替える時のために用意した土地をグランドにしてしまっても、
将来的になんの問題もないということになるのだろうか・・・

いずれにしろ、
有効活用か目的外使用か、はたまた利益誘導か、よくわからん!!
困ったものです。
by tanemaki_azumino | 2010-10-29 01:45 | 議会と地方自治
9月 27日 議会の「決議」について

議会の決議については慎重な対応を
~ 安曇野市議会「本庁舎建設促進を求める決議」案を可決 ~



安曇野市議会9月定例議会・最終日でのことです。
この記事ついては活動報告のホームページでご覧ください。

▼夏の名残りを惜しむかのようなヒメジオンの花
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by tanemaki_azumino | 2010-09-27 13:32 | 議会と地方自治
9月 24日 わたしじゃないのよ

「じゅん子さん、よくやったね!新聞読みましたよ」
今朝、電話をいただきました。

「議員年金の廃止決議ね。でも、あれ、わたしじゃないんですよ」
「えぇ?そうなんですか。これまで2度も議員提案してダメだったわけでしょ」
「今度こそじゅん子さん(の提案)が通ったと思ったのに・・・」

そのあたりの事情は3月26日のブログで書いています。


今回の議員年金廃止決議案は
議会最終日の本会議直前に、主旨説明もなく唐突に提案されたものです。
提案者はM下議員で、賛同者には会派代表5名が名を連ねていましたが、
そこには、
なぜか以前から議員年金廃止に賛成していた議員の名前はありませんでした。

賛同してくれないか、という話さえありませんでした。

こうして、突然に出てきた決議文には
「これ以上の公費負担の増加は困難」と言いながら
「国会議員年金の廃止例にならい、受給者や現職議員への十分な保障を」
という矛盾に満ちたムシのいい要望がつづられていました。

議案質疑でこの点について提案者にきいたところ、
県の市議会議長会の方針に沿ったものだ、という答弁でおしまい。

議員年金廃止に賛成のわたしであっても、
こんな手前勝手な決議案の出し方ではダメという思いがありました。
しかし、
とにかく廃止に向けての流れを加速したいという一心で賛成しました。


手前勝手といえばもう一つ決議がありましたので、
そのことについては、また明日書きます。
(怒)

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by tanemaki_azumino | 2010-09-25 00:29 | 議会と地方自治

8月 24日 8割の平等

8月 24日 8割の平等

一般質問の時間短縮試行について」、昨日のブログの続きです。

今日は、議会全員協議会(全協)で議論しました。

議会運営委員会の報告では
「無所属議員にも配慮している。平等になっている」と強調していましたが
議運の考える「平等」は、会派にとって都合のよい平等ではないですか?

最大会派のある議員も言っていました。
「これでも無所属議員のことも考えたんだ。
会派制なんだから無所属は会派の8割ぐらいと考えれば平等ってもんだよ」

この人たちに「議員平等の原則」は通じないようです。

慣例だの申し合わせだの、
自分たちに都合のいいルールを持ち出すのは止めていただきたい。

そういえば、会議規則に認められている「委員外議員の発言」についても
事前に文書で申し出なければいけないことになりました。
申し出ても発言の許可が出るとは限らないのですが・・・

議運の委員からは、こんなつぶやきも聞こえました。
「(申出書を見て)この人はうるさいからダメってことになるかも・・・」

▼炎天下のコリウス
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by tanemaki_azumino | 2010-08-24 23:27 | 議会と地方自治
8月 23日 無意味な一般質問の時間制限

本日23日、議会運営委員会の開会前に
「一般質問の時間短縮試行についての申し入れ書」を議長と議運の委員長に提出。

「無意味」というより、これは「差別」ですね。

詳しくは活動報告のホームページ(プロフィールボード)からご覧ください。

▼栗の木にからんだ藤のツル
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by tanemaki_azumino | 2010-08-24 01:21 | 議会と地方自治
8月 6日 自治体財政の見方

琵琶湖のほとり、大津市唐崎にある全国市町村国際文化研修所へ。
市町村議会議員向けの短期研修、猛暑のなか一泊二日で行ってきました。

研修テーマは自治体財政の見方 ~健全化判断比率を中心に~

募集定員60名のところ220名もの応募があり、
急遽、講師を増員して180名を受け入れることになったとか。
議員も自治体財政に無関心ではいられなくなったということでしょう。
(無関心でいられたこと自体おかしいんですが・・・)

今回の研修は講義を聴くだけではなく、
決算カードから自治体財政を分析する演習(3時間)があり、
期待していた以上の充実した研修ができました。

財政分析に使った模擬データは自治体名こそ伏せてありましたが、
実在する市町村のものだと聞き、分析には否が応にも力が入りました。
初心者向けに分かりやすい事例を引いたと思われますが、
それにしても、こんな危うい財政状況の町や市があるのかとビックリ。

「こんなところの首長にはなりたくないね」
「議員になるのもイヤだね」
そんな声があちこちからあがると、
「私は市民になるのもゴメンですね」講師から止めの一言。

冗談を飛ばしながらも、真剣な表情で研修を終えました。


今回の研修で学んだ視点で、
改めて安曇野市の財政状況を分析してみることにしましょう。

▼大津市唐崎にある全国市町村国際文化研修所(講義室から見た宿泊棟)
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by tanemaki_azumino | 2010-08-08 22:28 | 議会と地方自治

8月 1日 期成同盟会

8月 1日 期成同盟会

平成22年度穂高川水系治水砂防期成同盟会総会の開催について
という通知をもらいました。
会長は安曇野市長で、わたしはいつの間にか委員になっているではありませんか。
どうも、市議会の建設水道委員会所属のものが自動的に委員になるようだ。


あらためて「期成同盟会」とは何ぞやと思い
デジタル大辞泉の解説を読んでみました。
きせい‐どうめい【期成同盟】とは、
「同じ目標の実現に向かって、結束して活動する人々の組織」のこと。


わたしは、この同盟会の目的・目標も知らないうちに委員になっている?!
なにかおかしい、しっくりこない、行政主導で設置したとしか思えない・・・

穂高川水系といえば、中房川の砂防ダムも関係ありそうだし
砂防=砂防ダムなら「無駄な公共事業」の代名詞とさえ言われている。

事によっては「期成同盟会委員」は辞退することも考えています。


「期成同盟会」で忘れられないのは、
地域高規格道路松本糸魚川連絡道路建設促進期成同盟会

この長~い名称の期成同盟会、
「高規格道路の建設は地域住民の悲願である」と主張していましたが、
関係住民のほとんどが、
そんな道路を望んだことはなく、計画があることさえ知りませんでした。

「期成同盟会」というものは、要注意です。
by tanemaki_azumino | 2010-08-02 02:01 | 議会と地方自治
7月 13日 だれのための議会か

「小林さん、あんた、おつきあいというものを知らんのか」
「そんなことだから、なにを反対したって一人っきりで誰もついてこないんだ」


ある議員が、議員会派室のある2階に喫煙室を設置してほしいという要望書を市長に提出するため、議員の賛同署名を集めていました。

わたしにも署名してくれないかと話があったので、
「喫煙室は3階にある。それで不都合があるなら、外で吸えばいい。2階に喫煙室はいらないと思うから、署名はしない」と断りました。
そしたら、このステゼリフです。


今日になって、議員23名の署名を添えて喫煙室設置の要望書が市長に提出されたと聞きました。堀金総合支所長にも要望が伝えられたそうで、支所長は「どのような形で整備するのがよいか検討する」とのこと。


喫煙室はタダではできません。
予算措置が必要です。
予算は言うまでもなく市民の税金です。

「会派室のある2階に喫煙室を設置してほしい」がために、
議員23人もの署名を集めて市長に要望書を出す。
要望された市長や職員は「議員さんの願いとあっては、配慮しないわけにはいかない」
ということになるとすれば・・・

これって、おかしくありませんか?

6月議会では、「子宮頚がん予防ワクチンの公費負担を」という市民からの請願について、紹介議員14名の署名は多すぎると問題にしたのに、自分たちのこととなるとさっさと同僚議員23名もの署名を集めて、正統な手順をふまずに予算を付けさせるようなことをする。

紹介議員が多すぎる=過半数の議員が賛同していることになるので、請願書を受け付けて審議するまでもない。仮に受け付けたとすれば、自治法に禁止されている「事前審議」をしたことになるからダメだ。そう言っておきながら、議員自ら過半数の賛同署名を集めて市長に直接要望するなど、私には考えられません。

こんなことがまかり通るなら、
「何のための議会か」「誰のための議会か」ということになってしまいます。
by tanemaki_azumino | 2010-07-14 01:28 | 議会と地方自治