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by tanemaki_azumino

9月 12日 ひっそりと華やかに

9月 12日 ひっそりと華やかに

安曇野市豊科近代美術館 秋の特別展「西洋の庶民生活家具展」が始まりました。

安曇野市が250万円の補助金を出しての開催です。
ところが、
財団関係者に聞いても「(開催は)秋です」としか教えてくれないので、
8月の初めだったか教育委員会に問い合わせたのです。
対応した職員も補助金申請書を見て、やっと9月10日からだとわかった次第。

9月10日!、あと一ヶ月しかないじゃないの!!
ポスターもチラシも市からのお知らせも何にもないけど、大丈夫かしら??

そうこうするうちに
「あんまり宣伝したくないようですよ」
「ひっそりと華やかに、なんて言ってましたからね」
そんな話まで聞こえてきて・・・

いよいよ開催直前の9月8日、村田さんから電話が入りました。
「展覧会への招待状と図録をいただいたけれど、
心配していたとおりになってしまった。
鈴木さんの椅子が18世紀イギリスのウィンザーチェアになっているのよ」

この椅子については、所有者の村田さんが
「これは鈴木三義さんが作ったもので、
豊科へ移転するにあたって餞別としていただいた椅子です。
18世紀イギリスの椅子ではありません」と、以前から抗議していたものです。
ところが、
財団は「ならば、鈴木さんの椅子だという証拠を出せ」と言って聞き入れず、
今回も18世紀イギリスのウィンザーチェアだとして展示したのでした。

▼ご丁寧にも、展覧会のチラシにはこの三義さんの椅子の写真を使っています
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村田さんに何か証拠になるようなものはないかと聞くと、
だいぶ昔のことだけれど「三四郎の椅子」という本に、
鈴木さんの椅子が写真入で紹介されたことがあるという。
三四郎って松本民芸家具の池田三四郎さんのことかと聞くと、そうだという。
その本なら、わたしの実家にあるような気がする、見覚えがある。
それが勘違いだとしても、地元松本市か安曇野市の図書館なら必ずあるはず。
探してみましょうということになった。

予想通り安曇野市の中央図書館にも松本市の図書館にもありました。
わたしの実家の父の蔵書のなかにも「三四郎の椅子」はありました。
そして、村田さんの記憶どおり、
この本の最終章に鈴木三義さんの椅子4点は紹介されていました。

池田三四郎さんが絶賛した「三義さんの椅子」が
18世紀イギリスの椅子だなんて言われたら、鈴木さんにも甚だ失礼なこと。
10日の初日、展示監修の鍵和田先生に村田さんが直接に申し出て
(私も「三四郎の椅子」を持って同席しました)
財団も間違いをやっと認め、展示に正しい来歴の説明が付きました。


それにしても、
「村田コレクション」の元々の所有者・村田さんの関与を排除しておいて、
「この展覧会を機会に村田さんと歩み寄りたい」とは
なんと勝手な財団の言い分ではありませんか。

21日の一般質問で、この「村田コレクション」問題を取り上げます。
by tanemaki_azumino | 2011-09-12 23:07 | 村田コレクション