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by tanemaki_azumino

3月 27日 原子力を巡る基礎知識

3月 27日 原子力を巡る基礎知識

確か東京オリンピックの年だったと思う。
1964年、わたしは小学4年生。
その年の出来事としては(オリンピックは別格として)
新潟地震と、なぜかトンキン湾事件がインプットされています。
兄がベトナム戦争の拡大を心配していたので、覚えていたのではないかと思います。
それは、まあ、我が家に特有の事情だったような気もしますが、
もう一つ忘れられない記憶が原子力発電所です。

当時、有明小学校でも話題でした。
「いよいよ日本初の原子力発電所が完成する」
「原子力の平和利用、技術の進歩は素晴らしい」
東海村は原子力発電所のある場所として記憶されました。
原発の危険性について、だれも小学生には語りませんでした。
原子力発電は夢のエネルギーだと教えられました。
オリンピック、新幹線、原子力発電・・・
10歳の少女は、日本はすごいんだと信じていました。

それから何年たったのかスリーマイル島の原発事故があり、
その数年後にチェルノブイリでも大事故が起こった。

そのころ、友人が「危険な話」(広瀬隆著)の冊子を送ってくれて、
これで、やっと、わたしも原発の危険性に関心が向くようになりました。

少なからぬ友人に善意から「危険な話」を送った彼女でしたが、
当事は「不安を煽るようなものを送りつけてきて」と叩かれたそうです。

あれから20数年、「危険な話」は現実となってしまいました。
福島原発の事故は収束の目処も立たず危機的な状況が続いています。
TVニュースや政府の広報では
「正しい知識と情報により、適切に行動すること」と繰り返していますが、
東電や政府の言う正しい知識と情報が、
そもそも当てにならないのですからどうしようもない。

というわけで、
「正しい知識と情報」として、わたしが役に立つと思うものを随時紹介していきます。
まずは、今のところ危険区域外である人向けに基礎知識編です。
参考にしてください。

「原子力を巡る基礎知識」-京都大学 原子炉実験所 小出裕章
(京都府歯科保健医協会の機関誌「京都歯科協TIMES」に連載)

1.人類のエネルギー浪費(2001年3月号)
2.化石燃料とウラン(2001年4月号)
3.核時代の死の黄金(2001年5月号)
4.幻だったプルトニウム利用(2001年6月号)
5.過剰な発電所と無力な原子力(2001年7月号)
6.原子力の危険の根源(2001年8月号)
7.原子力発電所で大事故が起きたら?(2001年9月号)
8.破局的被害を生む毒物(2001年10月号)
9.木を見て、森を見ず(2001年11月号)
10.原子力から撤退する世界の流れ(2001年12月号)
11.生きるために必要なエネルギー(2002年1月号)
12.医師の皆さんに伝えたいこと(2002年2月号)

小出氏ほか原子力安全研究グループの福島事関連最新資料
なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜
by tanemaki_azumino | 2011-03-27 22:30 | 原子力発電と原発事故