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by tanemaki_azumino

11月 25日 債権放棄するなら上告の取り下げを

11月 25日 債権放棄するなら上告の取り下げを

トマト栽培三セク安曇野菜園をめぐる住民訴訟
9月議会で宮沢市長は
「高裁判決がこのまま確定すれば、安曇野菜園は倒産に追い込まれかねない。最高裁の判断を仰ぎたい」と述べ、上告しました。

しかし、上告したとて「倒産に追い込まれかねない」状況に変わりはありません。
先日発表になった第7期決算は待望の黒字決算でしたが、
緊急雇用の補助金を計算に入れたうえでの数字ですから、実質はやっぱり赤字。
それに、キャッシュフローは黒字とは別の話で、
現金が手元にない状況は変わりありません。
つまり、
損失補償で借りている借金の返済ができない・・・
未払金はなかなか減らない・・・
資金ショートのおそれも・・・


本日の全員協議会では、いよいよ「債権放棄」の話が出てきました。
宮沢市長の説明は、まったくスジの通らないものでした。

債権放棄について端的に言えば、
三セク安曇野菜園は経営に失敗したので、
施設使用料の未払金3億円余は、市として債権放棄せざるを得ないということです。
わかりやすく言えば、
菜園が滞納している3億円余は免除するしかないということ。


宮沢市長は議会や市民説明会で
「旧三郷村の事業計画は甘かった、トマト栽培事業は失敗だった」と認めています。

にもかかわらず、市長は最高裁に上告しました。
上告したということは、
損失補償によって事業継続している安曇野菜園については、
公益性があるから安曇野市の損失補償契約は適法である。
と主張することにほかなりません。

市民に向かっては「失敗した」「債権放棄もやむをえない」と言いながら、
裁判所に向かっては「公益性があるから損失補償契約は適法」
つまり「失敗した」わけではないと主張しているのです。
これは矛盾していませんか。


失敗を認めたその次には、行政の責任を明確にしなければなりません。
その責任の取り方の一つとしては、高裁判決を受け入れることです。
こんな事業に損失補償をした自治体(旧三郷村~安曇野市)に責任がないなんて、
市民のいったいだれが納得するでしょうか。

市民に「債権放棄」をお願いするなら、
最高裁への上告を取り下げてからにしなければスジが通らないというものです。

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by tanemaki_azumino | 2010-11-26 14:12 | 安曇野菜園